着けている時に美しいバストラインを演出できるのは当たり前。
外してもハリや形をキープできたら…と思いませんか?
そんな女性のニーズに応えて、年齢や生活習慣、体型の変化によって崩れやすいバストを保護し、ラインを整えながら「育ててくれる」育乳ブラが最近注目の的となっています。
バストを育てる「育乳ブラ」とは?
体に合わないブラジャーを着けていると、本来バストとなるべきお肉が背中やウエストに流れてしまいます。
サイズをきちんと測定し、正しいフィッティングをすることでバストをあるべき位置に保定する…これが今までの補正下着の理論でした。
それに加えて、育乳ブラはバストをより豊かに成長させるバストアップ機能に優れているのです。
エクサブラ

このタイプのはしりとして有名なのが「エクサブラ」です。
日本の「キャラッツ」とイタリアのランジェリーメーカー・Afra社が共同開発したこのブラジャーは、普段着けているサイズより1カップ上を選ぶのが基本となっています。
それは、流れたバストをキレイにカップ内に収めるためもありますが、着用し続けることでサイズアップを見越しているからです。
「エクサブラ」はバストをきちんとホールドしながら、わずかな動きでも伝えて大胸筋を刺激する効果が高く、2005年には特許を取得。
「バストを育てるブラ」として正式に認められています。
通常のブラジャーの数倍と言われる80ものパーツから成り、美しいデザインと確かな補正力を併せ持つことで発売当初から話題となりました。
販売開始から約20年が経過した現在では、2分の1カップの元祖エクサブラ「ドゥ」を始め、つけ心地の軽い4分の3カップ「ミディ」、やせ型・小柄な人向けの「アン」、大きめバストをすっきり見せてくれる「グラン」など、ラインナップも豊富になっています。
3ヶ月~半年の着用で1カップサイズアップしたという声も聞かれるとか。
メーカーは「最初は2枚のローテーションで」と勧めていますが、まず1枚購入してみて、その違いを確かめてみてはいかがでしょうか。
ブラデリス

育乳ブラの代表格と言えばブラデリスニューヨークです。
- 流れたお肉を集めてバージスライン(バストのふくらみの下部分)をはっきりさせ、バストの土台を作る
- 左右のカップの間が狭いブラジャーでバストを中央に寄せる
- 持ち上げ効果の高いブラジャーで高さとボリュームをアップし、デコルテ部分もふっくらさせる
という3ステップで立体的なバストを実現させてくれます。
バストが変化していくことが実感できるため熱烈なファンも多く、最近では雑誌やTVショッピングなどさまざまな媒体で目にするようになりましたよね。
主要都市の百貨店には直営店もありますので、ぜひ試してみてください。
スーザ

根強い人気を誇っているのがドイツの「スーザ」。
創業はなんと1859年、コルセットメーカーとしてのスタートだったそうです。
3枚はぎ・パッドのついていない深めのカップは、太めのアンダーベルトとストラップで集めたお肉をしっかりホールドしてくれます。
女性の体に負担のかかりにくい構造で、着用感は軽めでありながらボディメイク効果は抜群。産後の体型補正にもピッタリです。
見た目は若干クラシカルな感じがしますが、筆者もひと頃、「ブラジャーはこれしか着けない!」というほど愛用していました。
デコルテ部分に丸みを作ってくれるので、ヌードでもバスト部分はお椀型に盛り上がって「女性型アンドロイドの胸」と呼ばれていたほどです。
補正下着のフィッターさんにも、そこの製品と「パターンが似ている」と言われました。「スーザ」は歴史があるだけではなく、補正・育乳ブラとしても現代のものに決して引けを取らないのです。
日本には現在直営店舗がなく、百貨店や下着専門ブティックのみの取り扱いになっているようですが、試してみる価値は大いにあるでしょう。