男性の乳頭はなぜあるの?

乳頭は哺乳類のメスが子どもに母乳を与えるために備わっている器官です。

色や大きさが気になったり、ケア用のグッズを使用したりとなかなか大変なこともありますが、人間の場合は女性美をアピールするポイントでもあります。

では、男性の乳頭は何のためについているのでしょう?

男性はバストが膨らんでくるわけでも授乳の必要があるわけでもありません。

「母親が外出中に赤ちゃんが泣いたらくわえさせるため」とよく冗談で言われますが、そんなことでごまかせるはずがないですよね。

男性の乳頭はなぜあるの?

聖書では人類最初の女性・イブは男性・アダムの肋骨から作られたとされていますが、実際には逆。

性別を決定する性染色体は女性がXX、男性がXYであることをご存知でしょう。これはベースが女性であることの何よりの証拠なのです。

精子には男性になるものと女性になるものがあるため、性別そのものは受精の瞬間に決定しますが、男性のみが持つY染色体の中の、男性器を形作る役割があるSRY遺伝子が機能し始めるのは受精後5~6週間頃のこと。つまり、胎芽と呼ばれるごく初期の人間は、すべて女性体であると言っても過言ではないのです。

授乳の必要がないはずの男性に乳首があるのはその名残で、盲腸や尾てい骨のような痕跡器官の一つに数えられることもあります。

男性の乳頭から母乳は出る?

では、男性の乳頭がまったくのお飾りであるとしたら、母乳(この場合“母”乳とは言えないかもしれませんが)が出るようなこともないのでしょうか?

結論から言ってしまえば、可能性はあります

実際、スリランカで妻に先立たれ、乳飲み子を抱えた男性が乳汁を分泌するようになったという事例も報告されています。

これは決して前時代や伝説上の物語ではなく、れっきとした現代の話。

その男性は二人の娘の養育に困って施設に連れて行ったのですが、18か月の長女は母親の母乳に慣れていたため、ミルクをどうしても飲もうとしませんでした。

お腹を空かせて泣きじゃくる娘を見かねて、苦し紛れに自らの乳頭を含ませたところ、なんと乳汁が…!!

それ以後、男性は長女を母乳(?)で育てているそうです。彼の乳汁分泌能力は現地の医師によっても確認されています。

ちなみに二女は生後間もない頃からミルクを飲んでいるので、母乳を恋しがるようなことはないとか。

ホルモンバランスの乱れや脳下垂体の疾患によって乳汁分泌が起こる可能性が

この男性の場合は、娘を不憫に思うあまりの奇跡的なケースに見えるかもしれませんが、男性にも乳腺が存在しているため、ホルモンバランスの乱れや脳下垂体の疾患によって乳汁分泌が起こることは考えられます。

「乳汁漏出症」と呼ばれる症状がそれで、プロラクチン分泌下垂体腺腫(プロラクチノーマ)という脳下垂体にできる腫瘍が原因とされています。

プロラクチンは乳汁の生成・分泌を促すホルモンで、女性ホルモンの一つとして知られていますが、男性でも無関係ではありません。

通常プロラクチンは、女性の場合赤ちゃんに授乳することで脳下垂体が刺激され、活発に分泌されます。このホルモンにはその他精神をリラックスさせる働きがあります。授乳中の女性が何だか優しい気持ちになったり母性的になるのはこのためです。ところがこれが男性となると、射精の後急激に、しかも大量に分泌されるので、性欲の低下や倦怠感に襲われる、いわゆる「賢者タイム」を引き起こすのです。

この現象自体は正常なものですが、乳汁分泌が見られるとなると話は別。脳下垂体に腫瘍ができて、プロラクチン分泌が過剰になっている恐れがあります。

恒常的な性欲減退、頭痛、視野の狭窄などを伴う時や、こうした症状がなくても気になるほどの漏出がある時は医師の診察を受けるようにしてください。

また、薬の影響を受けていることもありますので、併せて相談するとよいでしょう。


最も効果的なバストアップの方法について詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧下さい!

シェアする