豊胸手術の注意点 シリコンバッグの違和感・脂肪注入法のリスク

テレビやネットで毎日のようにCMや広告を目にしたり、人気の医師がバラエティ番組に登場したりと、美容外科は芸能人やモデルでなくても身近な存在になりつつあります。

日本では美容整形に対してネガティブなイメージがありましたが、近年はメイクやエステ、流行のファッションのように、「キレイになる手段の一つ」として選ぶ人が増えているのです。

しかし、例え「プチ」であろうと健康な体にメスを入れることに変わりはありません。

キレイになろうとして受けた手術が原因で、深刻な健康被害や傷跡などのトラブルに悩まされる可能性もゼロではないのです。

豊胸手術で注意すべきリスク

豊胸手術の場合、最も注意すべきは「カプセル拘縮」です。

別項でも述べましたが、体がシリコンバッグを異物と判断し、皮膜を作って包み込んでしまう現象で、マッサージ不足や体質によるものとされています。

もちろん美容外科側でも対策を充分に講じ、術後の指導・ケアに力を入れていますが、発生率は10人に1人。比較的「よくある」症状と言えるでしょう。

カプセル拘縮はバッグの状態によってグレード1から4に分類されます。本人が硬いと感じるグレード3で触るとバッグの存在がはっきりわかるようになり、進行が進むと見た目にも違和感が表れます。硬さは硬式テニスのボールほどになります(グレード4)。

シリコンバッグは違和感が残ることを理解しておきましょう

脂肪が全体的に薄い、やせ型の人は「リップリング」にも気をつけましょう。

シリコンバッグの縁が折れ曲がったり波打ったりして、触れると変形がわかるような状態です。皮膚の一部がとがって見えたり、シワが寄ったようになることもあるようです。

シリコンバッグと自前のバストとの境目問題はこの他にも「アンダーバストに段ができる」「大きすぎるバッグが本来のバストからはみ出す」などがあり、やせていてバストが小さい人が豊胸手術を受ける場合には入念なカウンセリングが必要です。

「触ると硬い」

「冷たく感じる」

「横になっても形が変わらない」

「バストを寄せられない」

…こうしたクレームも美容外科にはしばしば寄せられるそうです。

シリコンバッグは人工物ですから、当然血液は通っていません。そのためいつまでも異物感を感じる人もいるそうです。

また、体に対して大きすぎるバッグを挿入すると、外気温が低い時にはバスト周辺が特に冷えるような感覚に悩まされることもあるとか。

「形が変わらない」「バストが寄らない」、これらもシリコンバッグは動かないため仕方のないことかもしれません。ある程度バストのある人がさらに大きくした場合などは、自前の脂肪が動くのであまり不自然にはならないようですが…。

脂肪注入法にもリスクがある

では脂肪注入法なら大丈夫かと言うと、残念ながらそうではありません。

自身の脂肪を使用するので、体への負担は確かに低いのですが、生着率は30~50%。

また、脂肪細胞の壊死によるしこりや炎症も考えられます。

脂肪を腹部や臀部、大腿部から吸引する際にも、技術が不十分だと皮膚が凸凹になったり傷跡が残ったりする恐れもあるでしょう。

その他にも、

  • 手術時の大量出血や感染症
  • 感覚の鈍化
  • バッグの経年劣化による破損や石灰化

…など、さまざまなトラブルが起こり得るのです。

こうしたトラブルを回避するために美容外科側も最大限の努力をしていることでしょう。

しかし、「100%安全ということはありえない」と心得て、事前のリサーチやカウンセリングは徹底的に、納得のいくまで行うようにしてください。

手術後の精神的な問題

最後に、「キレイになりたい」「コンプレックスを解消したい」という思いで豊胸手術をしたにも関わらず、精神的に不安や不満を抱くようになることも少なくないそうです。

後ろめたさを感じたり、他人に知られるのを恐れたり、中には症状が高じて抑うつ状態になってしまう人もいるとか…。

豊胸手術も身近になりましたが、やはりいろいろな意味で、軽い気持ちで受けるべきではないと言えるでしょう。


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