補正下着を超えた!?コルセットダイエットとは

名作「風と共に去りぬ」の主人公、スカーレット・オハラは「南部三州一細い、17インチのウエスト」の持ち主とされていました。

出産を経て、20インチになってしまったと嘆き悲しむ場面もありますが、これらの数字、メートル法に換算するとどのくらいになると思いますか?

1インチは2.54cmですから、スカーレットが「牝牛のような」と評した20インチですら約51cm、少女時代の17インチとなるとなんと43cmという信じがたい細さです。

もちろん、これは自然なものではありません。

コルセットの役割とブラジャーの関係

当時の女性はコルセットでウエストを締め上げ、極端なくびれを作っていました。

ファッション用語では「砂時計型」とも呼ばれますが、この結果バストとヒップの豊かさが目立つため、女性性をアピールするのに役立ったと言われています。

また、「淑女は人前でものを食べてはならない」という不文律があり、コルセットを着けると胃が圧迫されてあまり食べられなくなるので、かえって好都合な面もあったようです。

ちなみに、コルセットは今でいうブラジャーのようなもので、「女性なら誰でも着けるもの」でした。

コルセットの問題点

コルセットが使われ始めたのは15世紀後半とされていますが、その頃はまだ山羊皮を使った柔らかいものでした。

その後、主に上流階級で大きく膨らんだスカートが一般的になるにつれ、上半身の細さやバストの豊かさが求められるようになったのです。

クジラのヒゲや動物の角、木などを用いた「張り骨」で体型を補正するコルセットの原型、「ボディス」が広まり始めたのはこの頃から。

17世紀に入ると、ウエストを締めながら胸を押し上げてバストを強調するタイプのコルセットが定着し、20世紀の半ばまで、流行と衰退を繰り返しながらコルセットは下着として存在し続けます。

しかし、女性の本来の体型を無視して無理やり細くするこの方法は、当然ながら体にとってはよいものではありません。

コルセットそのものには伸縮性がまったくと言ってよいほどない上に、きっちり締め上げるのですから、どうしても呼吸が浅くなったり血行が阻害されます。

そのため常に貧血状態となり、ちょっとしたことで気を失うことが多々あったとか。

それがまた「貴婦人らしい」とされていたのですから、流行や習慣とは恐ろしいものですね。

現代ではファッション用、あるいは一部の愛好者のためのものとなっていますが、補正用のロングブラやスリーインワンと呼ばれるタイプはコルセットの流れを汲むものです。

6~8本のボーンと細かいホックで、ウエストのくびれを作りながらバストへお肉を持ち上げる効果があります。

コルセットを使ったダイエット法

最近話題となっているのがこのコルセットを使ったダイエット法。

自分のウエストよりも10~12cmほど細いサイズのコルセットを毎日3~6時間着用するだけというものです。

ポイントは背中の開きが平行になるように、体の部位に合わせながら紐を締めること。

サイズの目安は、

自分のウエストサイズ-(締める分10cm+編上げの幅5cm)

とされていますが、無理は禁物です。

苦しいと感じるほど締めてしまうと、結局長続きしませんし、肋骨の変形に繋がる恐れもあります。

コルセットの選び方

初めは緩めに着け、体がなじんで来たら徐々に強く締めていくようにしましょう。

また、肌に直接着けないようにしてください。ブラジャーも血行が滞る原因となるので、ハーフトップなどがオススメです。

コルセットによってアンダーバストが固定されるため、かえって肩こりやバストの重みが軽減されたり、猫背などの姿勢改善にも役立った、という人もいます。

コルセットを着けたらウォーキングなどの軽めの運動を10~15分程度行いましょう。

特にコルセットを常用することによって腹筋や背筋が衰える恐れがありますので、この部位を同時進行(コルセットは外して!)でトレーニングするとより効果的です。


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